参加者の声
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養護学校保護者:
アンケートを記入している段階で、色々と考えさせられることがありました。不安だけを感じ、実際には何も具体的対策をとってなかったことを反省し、できる範囲で努力したいです。
養護学校保護者:
何かしなければ・・思いがありながらも何も準備していなかったが。今回改めて準備しようと思いました。地域の人にもっと子どもの事を理解してもらい、いざという時にあわてて説明しなくても大丈夫なように、私達親ももっと外に出て、待つのではなく、自分からアピールする必要があると感じました。
幼児保護者:
災害に備えて物品の準備しなければ・・とそればかり気にしていたが、「地域とのつながり」や「近所の人とのコミュニティ」が大切だとわかりました。シンポジウムの話はわかりやすく、なるほど・・と気付かせてもらいました。
幼児保護者:
養護学校へ入学する予定です。もらった冊子をじっくり読み、準備や心構えの参考にたいと思います。
成人障害者母親:
とても良いタイムリーな企画でした。シンポジウムも一人一人具体的な話でわかりやすかったです。必要不可欠な学習です。今後ももっと大勢の人が参加し、活動を広げてほしいです。
成人障害者母親:
自分達の施設では、災害時の対策を施設側/家族会側で話し合い、マニュアル作りを必要と考えていたところです。今回の資料や、講師の話を参考にして、具体的に考えていきたいと思いました。 |
感想・反省・課題 |
防災に取り組んだのは初めてのことだったので、勉強会の講師をどうするか?どんな話がよいか?という面に苦労をしたが、準備をする中で多数の協力者が現れ、未熟な私達を支援してくださった。そのことで普段の活動にはないつながりができたことはとてもうれしいことだった。
アンケート調査はあまり明確にされていない知的障害児や発達障害児の問題を示せたことは意味があったと思う。
ただ、アンケート調査や冊子制作などへ協力(参加)してくれる保護者はとても多かったのに、勉強会やシンポジウムは当法人の他の事業に比べ、参加者数が少なく残念だった。
今後は、より多くの人に伝える方法を考えなければいけないと思う。
また今回つながりができた各方面の方達と、今後も継続して防災を考えていくため、活動を継続していこうと思う。 |
今後の予定 |
[来年度以降の進め方]
来年度は、今年度作成した冊子をできるだけ広範囲に配布することで、より多くの協力者(関心をもってくれる人)を増やしていく。
また今回協力いただいた養護学校/聾学校とは。アンケート報告を元に、よりよい防災対策を検討していただけるよう話し合っていく。
さらに、障害ゆえに独特な避難訓練や防災教育が必要な障害児に対して、どのような訓練や教育が有効かを研究する。
[是非実施してみたい取り組み]
今回は養護学校/聾学校という範囲での取り組みになったので、地域小中学校や障害児施設などに通う障害児を対象にした企画も検討したい。
また、防災に関心をもった保護者に対して、大規模なイベントではなく、小規模の具体的な防災勉強会を継続的に実施していきたい。
防災手帳の必要性、安否確認の方法などを研究してみたい。 |
事務局から一言 |
2005年度防災教育特別賞受賞。障害児をもった親や行政を対象にした新しい取り組みであり、日本の防災にとって大きな価値がある内容。「災害弱者」から自立して防災と向き合うことのできる活動として期待が高い。 |