お問い合わせの「クロスロード職員研修」の件ですが、実行委員会の細川さんが情報提供されたように、本校において8月に、クロスロード制作者の慶應義塾大学商学部助教授吉川肇子先生においでいただき「クロスロード市民編」を行いました。
本校では、昨年度から防災ゲームを活用した実践的な防災学習をテーマに取り組んでおります。
そこで、他の職員にも防災ゲームの有効性を知ってもらうこと、また、実際に防災ゲームを行う中で、「真の防災とは?」というものを学び取ってもらうことを目的として行いました。
高知東高等学校さんでの職員研修が何を目的として行うかによって、クロスロードの活用の仕方も変わってくるのかと思いますが、「神戸編」は、行政向けで使いづらいということであれば、「市民編」を使ってみると良いのではないでしょうか?
徳島県の浜さんのご提案通り、独自のジレンマをもとにゲームを作成することができればベストかと思いますが、学校現場の忙しさから考えると、職員研修のために独自のクロスロードを作成するのはたいへんかなと思います。
まずは、クロスロードとはどのようなゲームなのかを体験した上で、アレンジを考えていくと良いのではないでしょうか?
研修後、吉川先生からは、クロスロードを子どもたちに作らせてみると良いのではないかというアドバイスをいただきました。
本校は、小学校のためクロスロードのジレンマを子どもたちに考えさせることは難しい状況でしたが、高校生なら様々な情報収集の上で作成可能ではないかと思います。
クロスロード自体は、小学生でも十分に楽しめ、有効な話し合いをすることができました。
市民編の中から、小学生でも理解可能なジレンマを選択し、グループごとではなく学級全体で取り組みました。
YES側の意見、NO側の意見に分かれて話し合いを行えるよう、少々ゲームをアレンジして取り組んだところ、たいへん盛り上がり、小学生なりにとてもよい視点で防災について話し合うことができました。(2005年度実践団体湖北小学校より)
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