当初の研究の手順を少し変え、まず、教科書(パンフレット)作成の基礎的な内容として、一般用の住民をも対象に含めた災害医療の啓蒙のパンフレットを本活動と並行して行い、作成した(たたき台の作成)。本パンフレットを、平成16年9月12日に立川市自衛隊基地で開催された立川防災航空際で一般の見学者に配布した。その上で、別個に作成したアンケートを高校生を対象として行った。その結果、まだ災害医療に対する知識が必ずしも十分でないことが感じられたが、高校生としての災害に対して積極的に取り組むという方向性が多くの回答者の意見としてみられることも感じられた。なお、一部には、強い取り組みへの姿勢がみられた。今後、1)
今回行ったアンケートを更に改良したアンケートをベースに継続することにより現在の高校生の災害医療への理解度をより幅広く知り、2)その結果をベースに比較的簡単な内容からやや専門的な内容までの系統的な教育用の災害医療テキストブックの作成、3)実際の教育へ向けた活動を行う。なお、そのための基礎資料として既に当施設で作成している災害医療簡便辞典を改訂する。
【実践内容の紹介】
〇災害医療テキストブック −高校生版―
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