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ホーム > 2004年度実践団体の報告「第5回地震・火山こどもサマースクール「Mt.Rokkoのナゾ」実行委員会」> 学習の内容

2004年度実践団体の報告〜学習の内容

防災教育の素材で探す  イベントとして実施したい  総合学習や選択授業で実践したい

第5回地震・火山こどもサマースクール「Mt.Rokkoのナゾ」実行委員会  実践団体の紹介・連絡先
1年間の実践の流れ | 学習の内容 | プランの効果メリット | 最終報告会資料(PDF) | 最終報告書(PDF)

○オリエンテーション・アイスブレーク  実施日:8月7日 所要時間:25分 場所:
達成すべき目標 生成物 進め方 ツール
  ○受付開始
○最終受付者 受付終了
○オリエンテーション
     実行委員長挨拶
○アイスブレイク 自己紹介ゲーム (佐藤)   
 ・面識のない人の名前を自分のカードに書いてもらう。
チーム別に、全体で何人集めたかを集計 ごろごろ71、 東おたふく53、まや52、 諏訪61、ヨコオ59
 ・「なまずカード」、「いかりカード」などのカードのポイント制を説明
参加者へのハンドアウト資料88頁
チームフラッグ・バンダナ
自己紹介ゲームカード

なまずカード
うりぼうカード
イカリカード
いのししカード

 
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○六甲のなぞ  実施日: 所要時間:75分  場所:
達成すべき目標 生成物 進め方 ツール
    ○六甲のなぞ (数越)
 ・「窓の外を見て何がわかるかな?」―> チームごとに10分間窓の外を見る。
 ・十分に窓の外を見たチームからセミナールームに移動(ここでトイレ休憩5分間)
○講師紹介(小林、宇井、寒川、武村、鎌田、丸山)
 ・各チーム3つづつ、窓の外の風景で気がついたことを発表
  「六甲は火山?なぜ、「六甲」というのか?なぜ、震災後も高速道路を作ったのか?」
  「山並みが崖っぽい。同じ標高。山はそれほど高くない。山が海に近い」
  「建物があるところまでしかない。目立つ山がない。海と山が平行。」
  「標高が急に高くなっている。山が横に連なっている。木の種類がばらばら」
  「山の名前がついているのとついていないのがある」

○4つのナゾ (橋本)―> このサマースクールの最後にチームごとに発表してもらう。
 ・六甲山はなぜここにあるのか?
 ・なぜ、神戸で地震があったのか?
 ・六甲山を作った大地の営みの恵みは?
 ・この地でどう暮らしていけばよいのか?

○断層はどこに  (橋本)
 ・野島断層、新神戸駅近く元町周辺(町の中)の断層を立体視
○兵庫県南部地震の正体は? (橋本)
 ・子供からの質問は、特になし。
 ・(子供への質問) この地震で六甲山は高くなった?低くなった?
○終了  (最初の質問のA4の紙の回収)

立体視鏡
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○断層実験と説明  実施日: 所要時間:60分 場所:
達成すべき目標 生成物 進め方 ツール
  ○断層実験(宮嶋)
  ・小麦とココアを交互に入れ、上から押してならす。
 ・カードで側面をきれいにする。5層作る。
 ・チームで一番いいのを選んで、チーム対抗。
○ 活断層の正体は何か? (丸山)
 ・クイズ1 粒子結晶  断層に近いほど細かくなる。5つの写真に番号をつけよ?
 ・クイズ2 右横ずれで2km。1m/千年 だと何年→200万年
○西日本にかかる大きな力 (橋本)
 ・ハワイは日本に近づいている。
将来、ハワイに歩いていけるようになる? ウソ、ホント?
 ・プレートの動き。年間8cm。これは、何の動きと一緒?(身長、つめ、など)
○昼食
スライドケースなどの断層実験キット
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○活断層の動きについて  実施日: 所要時間:50分 場所:
達成すべき目標 生成物 進め方 ツール
    ○活断層が動いた証拠をさぐる(寒川)
 ・野島断層の写真  活断層は写真中のどこ?
 ・山のふもとに活断層があるのはなぜ?
 ・断層の写真   断層はどこ?
 ・右横ずれ断層と左横ずれ断層の説明
 (子供からの質問はなし)
○どこで揺れて何が起こる(武村)
○実験ガイダンス 2チームは1Fに、3チームは屋外に。
断層の写真
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○地震計実験  実施日: 所要時間:40分 場所:
達成すべき目標 生成物 進め方 ツール
  ○地震計実験をするにあたりマイクをつける。録音開始。
 ・地震計って何? 地震計の観察
 ・地震計の説明(根本、中尾)
  中の白いものがどうなる?
  どこを中心に動いている?支点はどこ?
  ばねはどこ?どういう種類のばね?磁石はどこ?
  磁石の真ん中にあるものはなに?
 ・みんなで地震をおこそう。
  チームごとにジャンプ → 振幅の大きさの競争
 ・地震計を1mごとに並べてカケヤ → 地震波は伝播して行くことを確かめる。
 ・普段の時、地面はゆれている? 揺れていない?
  微動の測定 → 微動の原因は何
○交代、移動
各種地震計など地震計実験キット
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○建物の揺れと液状化実験  実施日: 所要時間:40分 場所:
達成すべき目標 生成物 進め方 ツール
  ○建物の揺れと液状化実験 (相原)
 ・建物の模型を作る。
  大きく揺らしたり、細かく揺らしたりしよう。→揺れる場所が違うことを確認。
  揺れないようにするにはどうすればよいかな?→斜めに入    れたり左右対称にしたり
○液状化実験 (相原)
 ・各チームでCDケース(中区切りあり)に乾いた砂と湿った砂とをいれる。
 ・砂を手で押さえて固める。(振動を与えてはいけない)
  建物の模型として、積み木をおく。揺らす。

○液状化実験その2 (中島)
 ・建物の代わりに石。ライフライン代わりにピンポン玉を砂中に。
 ・ハンマーでたたいてみると、ピンポン球が土の中から出てくる。

○終了、移動、休憩

引出しの間仕切りなど揺れの実験キット
プラケースと砂など液状化実験キット
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○実験のおさらい  実施日: 所要時間:20分 場所:
達成すべき目標 生成物 進め方 ツール
 

○実験のおさらい(武村)

 
 
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○講和(六甲山)  実施日: 所要時間:70分 場所:
達成すべき目標 生成物 進め方 ツール
 

○六甲山を作ったという石の話(鎌田)

 
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○講和(巨大噴火)  実施日: 所要時間:30分 場所:
達成すべき目標 生成物 進め方 ツール
 

○巨大噴火(石黒)

・世界で一番おきな爆発は?→ 大きなカルデラという意味では、インドネシアに世界最大のがある。
  ・火山で一番多く噴火したのは?→ 世界最大の火山という意味ではハワイだろう。陸上では、北米に1600万年前の、数10km×500km程度の溶岩流の跡がある。

 
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○おさらい・明日の予定  実施日: 所要時間: 場所:
達成すべき目標 生成物 進め方 ツール
 

○4つのナゾについてもう一度考える(25分間・チームごとに)
○明日の予定 (数越) 集合の場所の確認、・持ち物、・雨天の場合の確認

 
 
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○布引ダムと断層見学・クイズ形式ポイントラリー  実施日:8月8日 所要時間:210分 場所:
達成すべき目標 生成物 進め方 ツール
 

○先行スタッフ新神戸駅に集合車で移動。そのうち一部のスタッフは往復後車を新神戸駅前駐車場に
駐車し、ロープウェイで上がり、新神戸駅北のトイレのある曲がり角に待機。緊急対応に備える
○チームと伴に行動するスタッフ集合 オリエンタルアベニュー広場 
○ロープウェイのハーブ園駅付近に到着。各ポイントで事前説明を受けながら徒歩にて移動

○こども集合 オリエンタルアベニュー広場集合 地下鉄新神戸駅改札口で誘導
 ・チームごとに点呼
 ・本日のコースである布引きマップを全員に配布。
 ・本日のクイズを印刷した用紙をチームリーダーに2枚渡す(中川)。クイズの問題を読ませておく。

○ポイントラリーの開始。
「クイズの答えはしおりに記入しなさい。途中で答え合わせをしてチーム対抗の得点になります」。
○揃ったチームから、大きな大人がロープウェイ乗り場まで誘導。トイレ確認。
○(先頭) ロープウェイ運行開始。中島、橋本、前田は最初の便に乗りチェックポイントへ向かう。
 ・記録・資料・プログラム標準化チームで必要な人員を先に乗せる。
 ・こどもチーム搭乗。6人乗りゴンドラ1台に必ず大人が一人乗る
Q1 「集合場所からロープウェイ乗り場に行く間に途中の階段から、断層が通っていることがわかる風景が遠くにみえます。それはどこですか。ヒント は ロープウェイ駅の中から前方に見える崖だよ。」
Q2 「ロープウェイの中から新幹線の新神戸駅、布引きの滝、布引きダムを観察しよう。どんな地形が見えるかな・断層はどこにあるのだろう。新神戸駅はどんな場所にあるのかな。」

○(先頭)風の丘駅下車 階段を下りて2階の出口付近に集合する。(出口の誘導 中島)
 ・この先1時間くらいはトイレがないので、トイレに行っておくよう注意
 ・チームごとに揃ったら、出口を出て車道を右へ上る。すぐに風の丘がある。

観察ポイント1 風の丘5分  橋本、前田(全チーム通過後、最後尾を歩いて下る)
Q3 「風の丘は断層の上にあります。断層のつくった地形を周りの風景の中から捜してみよう。」よい質問にはカードを渡す。答えは言わない。

○(先頭)観察ポイント2 道路脇花こう岩の路頭5分 鎌田、相原
 ・花崗岩の路頭で鎌田さんより花こう岩の説明を聞く
Q4 「深いところでできる花こう岩をなぜ地表で見ることができるのだろう。」
    
 ・道路を下ると、すぐに左側に布引きダムへ下りる山道がある。山道の入り口ガードレールに張り紙をする(数越)。山道を下ると、ダム湖の周囲の登山道にでる。

○干場
Q5 「ダム湖のむこうがわに見える谷はなぜできたのかな」

観察ポイント3布引きダム湖の東岸より西側の谷を観察する
Q6 「合流点を左へ(川下へ)くだると、鉄板の通路があり観察ポイント4から川の向こう岸に断層粘土が見えます。どのように見えるかな。」

観察ポイント4 鉄板の通路上で、断層粘土が見える場所の指示 宮嶋。通路は狭いので他の登山者の通行の邪魔にならないよう注意。

○(最後尾) ダムサイト下の広場 丸山、数越

Q1?Q6のクイズの答えあわせ10分。よい質問・回答にはカードを渡す

○(最後尾) 見晴らし台 根本

観察ポイント5
Q7「見晴らし台にある震災の碑を探して文言を読もう。なぜ,このような碑を建てたのかな?」

○(最後尾) 登山道のT字路 宇井

観察ポイント6
Q8 「この崖をみてごらん。どうなっている?」

○(最後尾) 布引きの滝 荒井
観察ポイント7
Q9 「布引きの滝はどうしてできたのだろうか。」

○(最後尾) 登山道下誘導  中川・南島
観察ポイント8
新神戸駅と、諏訪山断層の位置関係と、基礎工事について解説。
○(最後尾) 新神戸駅着 バスへの誘導 藤森
 新神戸駅2階の淡路屋より弁当を受け取り、バスに積む

野外観察ポイントラリーのコースマップ
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○六甲山頂から六甲山と大阪湾の見学  実施日: 所要時間:225分 場所:
達成すべき目標 生成物 進め方 ツール
 

○バス発車 バスの中で答え合わせ(数越)
○バスが山頂付近の駐車場着 山頂に移動
○昼食
○大阪湾を望む景色を見ながら「地球の動きを書き込もう」を各チームごとに考える。

○「地球の動きを書き込もう」の答え合わせ(丸山)
各チームから、それぞれ発表。丸山さんのまとめと説明。

○バスへ移動・発車
 バス中でのお話
 ・200年前の六甲山ははげ山(小林)
 ・現在の六甲山の風景を作った人、アーサー・ヘスケス・グルーム(天川)
 ・兵庫県南部地震の被害の話、復興の話(小林)

○人と防災未来センター到着

 
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○神戸宣言の発表  実施日: 所要時間:170分 場所:
達成すべき目標 生成物 進め方 ツール
 

○人防前(屋外)でミーティング
 ・人防の建物の二重構造は何? → 窓が無いからデザイン。空調を促す役目。
 ・鎮魂の碑の説明 (5時26分を説明、犠牲者の名簿が入っている)
○黙祷、およびかねをならす。
○各チームで「4つのナゾ」について紙に記す。

○各チームから「4つのナゾ」の答えを、2から3つ選んで発表。
 → それぞれについて、講師がコメント。
○神戸宣言の発表
 「地震は一瞬、恵みは一生、共存していこう」
 「一人の百人力より、百人の力」
 「備えあれば憂いなし、災害のための準備しよう」
 「困った時に協力して、どんな災害も乗り切ろう」
 「自分ができる事だけでいいから、やれる範囲でがんばろう」
 「もしもの時に備えておく」
○カードの集計
 ・各チームで集めたカードを白板に記入。→ 順位の発表
○なまず博士認定証授与式
○終了の挨拶(中川)
 ・名札回収・ホームページへの写真アップの説明・棒の回収 ・アンケートのお願い
○写真撮影
○終了

 
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