参加者の声
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○ 「雨がたくさん降ったらどこが危険になるのかよくわかった。」「崖のことがわかった」など、地形に関する意識の向上が見られた。 |
感想・反省・課題 |
このプランでは鹿児島市の都市災害を視野に入れた甲突川の自然環境に関する情報を実際に見て、歩き、調べるワークショップを通じてまとめ、それをワークショップ参加者以外にも広報することで防災への意識を喚起することを目的として実施した。
当初みて歩きワークショップの内容が対象児童に対して高度なのではと心配したが、思いのほか理解の早いことに驚かされ、手ごたえを感じた。
ワークショップをもとに作成したマップでは、地域特性に関するより詳細な内容を盛り込み、今後も教材として使用できるものにすることを目指した。従来のファザードマップとは趣旨が異なるが、地形や地名の由来などを理解し、地域特性を知ることが究極の防災につながるという趣旨は広く受け入れられたと考える。その一例として、新聞報道を通じてワークショップのことを知った他校区の小学校から同様の勉強会をしたいとの申し入れがあり、本プランでの講師が招かれたことが挙げられる。
今回のようなワークショップを継続的に行うことでより多くの人に関心を高めてもらうことが必要と考える。 |
今後の予定 |
[来年度以降の進め方]
シラスは南九州を覆っている特徴的な地形であり、これらに着目したワークシップを継続的に行っていきたい。
[是非実施してみたい取り組み]
南九州を覆う、溶結凝灰岩の特性と防災、景観、まちづくりを考える催し。 |
事務局から一言 |
甲突川の防災マップづくりは、防災のためだけでなく、郷土の歴史やフィールドワークの要素を取り入れ、親子が参加しやすいような工夫をした。作成したマップは、A4のリーフレットにまとめ、市民への情報提供・普及も行われている。 |