地域のこどもを通じて、その保護者および地域住民に「防災の大切さを伝える」とともに、「防災について考えるきっかけ」を提供することが目的である。東京23区の中心部に位置する文京区の特徴でありメリットのひとつが、「アカデミックな人材を含む多彩なリソース」である。これらを活用することで、都市部にありがちなデメリットである「希薄な地域力」の増強に取り組む。地域力∝防災力の考えの下、地域力アップの取り組みを通じて「都市型の防災」の課題についても地域の皆で考えていく。
・災害時にとらわれず、生きていく上でこどもたちに身につけてほしい能力(生き延びるための知恵)を「親目線」で検討し、その獲得のためのコンテンツを作成する。
・実践者がコンテンツを自由に組み合わせることで、地震災害時の様々な局面(年代・被災場所・事前・発災時・発災後)で活用できる対応力を獲得できるようなフレームワークを構築する。
・こどもを中心に、地域の老若男女が一緒になってコンテンツを実践できるイベントを開催する。
・数回のイベント実施後に行ったアンケート結果から、こども、保護者、地域の人、全てが、気軽に参加できる防災の機会を欲していることが、非常によくわかった。
・イベント中の参加者の様子やアンケート結果から、こどもをきっかけにして、保護者をはじめとする地域住民を巻き込むというアプローチの有効性が実感できた。
・防災力を高める取り組み(地域力強化の取り組み)は、楽しいことだ!