秋田県の小・中学校教員への意識調査から,地震・津波の指導では「教材・教具の確保」が大きな課題として挙がった。そこで,断層形成,震動,液状化現象,津波についての教材を改善・開発した。
(教材例)
・断層形成 小麦粉とココアを用いた断層形成の教材の大型化
・震動 段ボールとバネを用いた震動説明器
・津波 塩ビ板と農業用ビニールシートを用いた津波実験装置の改良
イベント参加者へのアンケート調査では,「つなみや,じしんについて,どうすれば,ケガやたてものがこわれないかしらべてみたいです。(小2)」,「理科に役立つと思ったのと,地震がきたときに備えられることが分かった。実験をただやるのではなく,楽しみながらできた。(小6)」,「実際に父が千葉に住んでいて,液状化現象を見てすごかったといっていたので,それを防ぐにはどうすればいいのかなと思いました。(中1)」,「断層の方は興味がもてました。(39歳)」という感想が寄せられた。また,被害を減らすためにどうすればよいか考えてみようと思ったかという問いに,無回答者を除く9割近くの参加者が肯定的な回答した。 |