○村上 洋子様
(元釜石市立釜石東中 副校長)
『いのちのてんでんこ~釜石東中の災害を知ること伝えること~』をテーマに釜石東中学校の実践活動「EASTレスキュー」を中心とした東日本大震災時の自身の経験談、それを伝えていく方法として、学んだことを外へ発信していく重要性などを発表いただきました。
○諏訪 清二様
(兵庫県立大学 特任教授 / 防災教育学会 会長)
『阪神淡路大震災の体験者は何を語るのか』をテーマに「語り」をする人の層の偏りの問題や「語り継ぎ」の意味、こども目線での災害体験、それを同年代へ継いでいく大切さ、学校教育としての語り継ぎについての問題提起などを発表いただきました。
○北原 糸子様
(立命館大学都市防災研究所 客員研究員)
『災害の歴史をふりかえる意味-昭和三陸津波の「復興の歌」について-』をテーマに「復興の歌」の演奏、作詞をした当時の岩手県知事石黒英彦氏について、昭和三陸地震の被害から復旧・復興について、歌と防災教育などについて発表いただきました。
○佐藤 翔輔様
(東北大学災害科学国際研究所 准教授)
『東日本大震災をどのように伝えるか』をテーマに過去の津波認識の有無の重要性、語り部の若い世代の育成について宮城県の実例、組織としての語り継ぎについて、遠方者の訪問学習への対応の現状について、語り部のコーディネーターの重要性などを発表いただきました。
○意見交換会
各パネリストの活動紹介後、澤野 次郎様(災害救援ボランティア推進委員会 委員長)のコーディネートで「防災教育と災害教訓の伝承-いかに時空の制約を超えるか」をテーマにパネルディスカッション形式の意見交換を行いました。