●若い人たちの防災に関わる能力の向上を図るため、防災教育活動の情報提供の場としてこのサイトを運営しております● | ||||||||||||||
| 2日目:中間報告会■開会挨拶開会挨拶では、林 春男委員長(国立研究開発法人 防災科学技術研究所 理事長)より、「今年は、新型コロナ禍の為に3密を避けるということがあり、それぞれの団体の実践にご苦労があると思います。実際に中間報告会もオンラインでの開催となりました。今日は4つのグループに分かれて、それぞれの実践団体の現状や今後について、実践団体の皆さんと実行委員が話し合う機会とさせていただきました。予定とは違う新型コロナ禍での状況ですが、それにめげず、逆にこうした状況を逆手に取って、本来防災教育が目指している生きる力をのばす実践活動が、できるようになることを願っています。」とご挨拶いただきました。中尾 晃史様(内閣府政策統括官(防災担当)付参事官(普及啓発・連携担当))より、「ご承知のように、近年、豪雨、台風といった災害が頻発、激甚化している状況です。 また、南海トラフ地震や、首都直下地震のような巨大な地震の危険も切迫している中で、私たち全員がいつでも災害が起こりうるという意識を持って命を守ること、命をつなぐことにつなげていかなくてはならない時代です。防災教育は非常に重要な役割をますます高めていると思っています。 我々は防災意識を高めることを推進していますが、自助・共助ということを常日頃から言いながら地域での防災を推進しています。例えば、地区防災計画など、地域の方々が災害の危険を認識していただき、いざ災害が起きた時にどういう行動を取ればいいか確認いただくことを地域の皆さんにやっていただくよう、様々な支援を申しあげているところです。 地域防災の中で防災教育は、子供のうちから地域の災害のことを分かって動けるようになるという意味もありますが、教育を受ける子供への影響のみならず、地域で子供、防災教育に携わっている者の活動が地域の中で、波及をしていく、子供はじめ防災教育をやっているからこそ、防災への関心も高まるという広い効果があるとても重要な取り組みだと思っております。 長く防災教育チャレンジプランやっておりますが、そこの重要性があるからこそ続いていくわけですし、新型コロナ禍で学校教育はじめ、厳しい状況借あるかと思いますが、新型コロナ禍だからこそ、新しい防災教育の在り方を見出していけるといいのではないかと思います。」とご挨拶いただきました。
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■防災教育チャレンジプラン実践団体発表実行委員からのコメントは各実践団体へコメントシートとして後日配布され、良かった点や改善点、アドバイスなどが伝えられました。
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開会挨拶、今年度の趣旨・概要の説明ブレイクアウトルーム(分科会)Room1(YouTube)Room2(YouTube)Room3(YouTube)Room4(YouTube)実践団体発表資料クロージングセッション、閉会挨拶
| 最後に、林 春男委員長より閉会の挨拶として、「4つのブレイクアウトルームを拝見させていただきましたが、どの部屋も大変活発に議論が進んでいて、通常やっている時以上に生産性が上がったような印象を持ちました。今日のキーワードを聞いていると、フィジカルな意味での交流が難しい分、ICTの技術をうまく活用して、それを補うような方向で、皆さん工夫しているのが大体のお話だったと思います。 残っていただいている12の団体は、こういう状況にもめげず、チャレンジをしようと強い意思を持っていただき、参加いただけているということで、それ自体が大変嬉しいことと思います。 お話の中身を見てみると、ICTをこれからのベースと考えて、文部科学省の方でもギガスクール構想ということで今年度中に、子供たちに1人1台の端末の環境が実現するという風になったとしたら、本日皆さんは2つの事をお話しされていて、1つはいいコンテンツをそろえることの大切さだというように思います。 ICTを使えるということは、マルチメディアになるので、今まで以上に、色々な可能性が広がる、アーカイブができるということで、一度作れば、繰り返し使えるということもあり、コンテンツそのものをどう整備していくのかということも、これからの大きなチャレンジになっていく、また防災教育チャレンジプランの将来の実践事例の中に増えていくのではないかという印象がいたしました。 もう一つは、トランスファーで、スキルやノウハウを持った方が、他の方に伝える、その伝える上でもICTが有効だし、新しいチャレンジを生んでいるということで、コロナの前の世界には戻らない、ニューノーマルの中に今まで以上にICTの活用が入ってくるとすれば、それをどう防災教育の分野に生かしていくのかチャレンジの最先端を皆さんにやっていただいているんだろうとお話しをさせていただいたところです。 年に2回だけというのはフィジカルに集まるチャンスとして、残しておき、バーチャルに遠隔会議を使用して、頻繁に交流を深めていくのはありだと思いました。」とお話しいただきました。 なお、今年度の最終的な成果報告は、2021年2月13日(土)に開催する予定です。 【防災教育チャレンジプラン事務局】 |