平成27年関東東北豪雨災害から7年となる常総市において、2022年度は水害記憶の次世代継承のため、web上の無料プラットフォーム「オープンストリートマップ(OSM)」を活用した「発見街歩き地図作りイベント」とその後のOSMへの随時書き込み可能化を、観光振興と抱き合わせたかたちで推進した。2023年度はさらなるコンテンツを収集、OSM充実化を図りWeb上『常総水害ボランティア顕彰館』構築のための資料ソースと構築企画者を含めたネットワークを強化し、同資料館サイトの構築プランを練る準備へ着手する。
当会は、平成27年関東東北豪雨で鬼怒川堤防が破堤、市内中心部が大洪水に見舞われた茨城県常総市において、水害の記憶を消し去る復興ではなく、水害記憶を継承しながらの復興を望む市民活動団体として設立。市内の各地(許可を得た場所)に当時の高水位の高さを示すステッカーを貼る参加型スタディツアー「ステッカーツアー」や、川と街を舞台にしたガイドウォーク、カヌー体験等の水害継承イベントを実施してきた。2022年度からweb上の無料地図「オープンストリートマップ」を活用した取組を実施してきている。