「2022年度防災教育チャレンジプラン 活動報告会の様子」
2023年2月11日(土)、WEB開催(Zoom)にて「2022年度防災教育チャレンジプラン活動報告会」が行われました。
当日は、2022年度に活動を行った実践団体12団体の発表と、2023年度に採択された実践団体12団体を中心とした意見交換会が行われ、とても有意義な報告会となりました。下記に、活動報告会での様子をご報告いたします。
■開会挨拶

開会では、林 春男 実行委員長 (国立研究開発法人防災科学技術研究所 理事長)より、
「防災教育チャレンジプランは災害に備えて大切な命を守り、できるだけ被害を減らし、万が一被害にあったときすぐに立ち直る力を一人一人が身につけるため全国の地域や学校で防災教育を推進するというためのプランです。
防災教育チャレンジプランの特徴は、これは是非伸ばしたいという風に思えるプランを選び一年間の活動を通して磨き上げ完成したプランを、ホームページを通して各地域で水平展開していくことにあります。2004年に今の形になってから今年で19回目にチャレンジを迎えます。これまで350程のプランをご支援させていただきました。
今日はこれから2つのことを行いたいと思います。2022年度に採択した12のプロジェクトから最終報告をしていただき、審査委員会で審査を行います。ついで2023年度に採択した12のプロジェクトの構想について議論する機会を持ちたいと思っています。長丁場ですがよろしくご参加をお願いいたします。」とご挨拶をいただきました。

上村 昇様 (内閣府大臣官房審議官(防災担当))より、
「防災教育チャレンジプランは、防災科学技術研究所や文部科学省とも連携し、これまで全国各地の防災教育に取り組む地域や学校など多くの活動を支援して参りました。
我が国は豪雨や台風、地震や津波、火山噴火そして土砂災害など様々な自然災害を受けやすい環境にあります。この冬も日本各地が記録的な寒波に見舞われ、車や列車の立ち往生、大規模な停電や断水と地域の方々の生活に大変な影響があったことは記憶に新しいところです。自然災害の備えには公助はもとより、国民一人一人が自らの命は自らで守るという自助、地域で助け合う共助これらを組み合わせることがとても重要です。
折しも今年は関東大震災から100年の節目に当たります。自助、共助の力を育むため、学校、地域、家庭が協力し合い、防災教育を推進することの大切さを確認する良い機会だと思っています。
この防災教育チャレンジプランは我が国における防災教育を更に促進させる意義深いものです。皆様の取り組みがそれぞれの地域における防災教育を進めるためのヒントとしてご活用いただけるようになれば、大変嬉しく存じます。」とご挨拶をいただきました。
■2022年度 実践団体発表
2022年度防災教育チャレンジプランに取り組んだ12団体から、防災教育交流フォーラムの際に実行委員会から指摘のあったアドバイス等を活動につなげ、1年間の実践活動をとりまとめた最終報告を発表していただきました。
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