開会では、林 春男 実行委員長
(国立研究開発法人防災科学技術研究所 理事長)より、
「今日は2021年度に実践をいただいた12団体の最終成果報告会でもありますし、2022年度の実践団体として選ばしていただきました12団体のキックオフの会でもあります。
コロナのためにここ2年間ずっとオンラインという形で続けていますが、これをきっかけに新しい形のチャレンジを色々としていただいておりますので大変期待をして今日を臨みたいと思います。」とご挨拶をいただきました。
内田 欽也様
(内閣府大臣官房審議官(防災担当))より、
「防災教育チャレンジプランは今年で18回目となります。防災科学技術研究所や文部科学省とも連携し、これまで全国各地での防災教育に取り組む地域や学校など330以上の活動を支援して参りました。
我が国は豪雨や台風だけでなく、地震や津波、火山あるいは豪雪など様々な自然災害を受けやすい環境にあります。昨年も7、8月には大雨による被害がありました。また、先日のトンガの海底火山の影響による津波警報や注意報というのも皆さまの記憶に新しいところではないかと思います。このように災害が頻発化、激甚化する中で切迫すると言われている南海トラフ地震や首都圏直下型地震、あるいは日本海溝、対馬海溝型地震など巨大地震や津波をはじめとして災害への備えを強化していくことが私たちにとって大切なことだと思っております。この災害への備えですが、行政による公助に加え、国民一人ひとりが自らの命を自らが守る自助、地域で助け合う共助、これらを組み合わせるということがとても大事だと思っております。防災教育というのは子どもたちが災害に見舞われたときに自分自身を守り、お互いを助け合っていける力、自助・共助の力を育むための重要な取り組みであります。学校や地域家庭が協力しあい、防災教育を推進することで将来の地域全体延いては社会全体の防災力の向上につながるということを期待しております。
この防災教育チャレンジプランは我が国における防災教育を更に促進させる大変意義深いものだと思っております。本日の活動報告会はYouTubeでも配信されています。皆さまの取り組みが視聴者の皆さまへのよい刺激となり、それぞれの地域における防災教育を進めるためのヒントとしてご活用いただければ大変うれしく存じます。」とご挨拶をいただきました。