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2021年度チャレンジプラン団体の紹介〜 活動報告会の様子

実践団体の紹介 防災教育交流フォーラムの様子 活動報告会の様子

「2021年度防災教育チャレンジプラン 活動報告会の様子」

 2022年2月12日(土)、WEB開催(Zoom)にて「2021年度防災教育チャレンジプラン活動報告会」が行われました。

 当日は、2021年度に活動を行った実践団体12団体の発表と、2022年度に採択された実践団体12団体を中心とした意見交換会が行われ、とても有意義な報告会となりました。下記に、活動報告会での様子をご報告いたします。

■開会挨拶

林 春男 委員長(国立研究開発法人防災科学技術研究所 理事長)  開会では、林 春男 実行委員長(国立研究開発法人防災科学技術研究所 理事長)より、
 「今日は2021年度に実践をいただいた12団体の最終成果報告会でもありますし、2022年度の実践団体として選ばしていただきました12団体のキックオフの会でもあります。
 コロナのためにここ2年間ずっとオンラインという形で続けていますが、これをきっかけに新しい形のチャレンジを色々としていただいておりますので大変期待をして今日を臨みたいと思います。」とご挨拶をいただきました。
内田 欽也様(内閣府大臣官房審議官(防災担当))  内田 欽也様(内閣府大臣官房審議官(防災担当))より、
 「防災教育チャレンジプランは今年で18回目となります。防災科学技術研究所や文部科学省とも連携し、これまで全国各地での防災教育に取り組む地域や学校など330以上の活動を支援して参りました。
 我が国は豪雨や台風だけでなく、地震や津波、火山あるいは豪雪など様々な自然災害を受けやすい環境にあります。昨年も7、8月には大雨による被害がありました。また、先日のトンガの海底火山の影響による津波警報や注意報というのも皆さまの記憶に新しいところではないかと思います。このように災害が頻発化、激甚化する中で切迫すると言われている南海トラフ地震や首都圏直下型地震、あるいは日本海溝、対馬海溝型地震など巨大地震や津波をはじめとして災害への備えを強化していくことが私たちにとって大切なことだと思っております。この災害への備えですが、行政による公助に加え、国民一人ひとりが自らの命を自らが守る自助、地域で助け合う共助、これらを組み合わせるということがとても大事だと思っております。防災教育というのは子どもたちが災害に見舞われたときに自分自身を守り、お互いを助け合っていける力、自助・共助の力を育むための重要な取り組みであります。学校や地域家庭が協力しあい、防災教育を推進することで将来の地域全体延いては社会全体の防災力の向上につながるということを期待しております。
 この防災教育チャレンジプランは我が国における防災教育を更に促進させる大変意義深いものだと思っております。本日の活動報告会はYouTubeでも配信されています。皆さまの取り組みが視聴者の皆さまへのよい刺激となり、それぞれの地域における防災教育を進めるためのヒントとしてご活用いただければ大変うれしく存じます。」とご挨拶をいただきました。

 

■2021年度 実践団体発表

 2021年度防災教育チャレンジプランに取り組んだ12団体から、防災教育交流フォーラムの際に実行委員会から指摘のあったアドバイス等を活動につなげ、1年間の実践活動をとりまとめた最終報告を発表していただきました。

 当日は、審査委員会による評価、表彰も執り行われました。今年度の防災教育大賞には、「京都府立東稜高等学校キャリアコースライフマネジメントクラス」が選ばれました。
 また、防災教育優秀賞には、「名古屋市立工芸高等学校 都市システム科/工芸防災チーム」、「千葉県立銚子高等学校」が選ばれ、防災教育特別賞には、「糸魚川ジオパーク協議会」、「長岡技術科学大学」、「岡山大学教育学部・酒向研究室」が選ばれました。

京都府立東稜高等学校キャリアコース
ライフマネジメントクラス

名古屋市立工芸高等学校
都市システム科/工芸防災チーム

千葉県立銚子高等学校
 

糸魚川ジオパーク協議会

長岡技術科学大学

岡山大学教育学部・酒向研究室

記念撮影風景


防災教育チャレンジプラン審査委員会 渡邉 正樹委員長(東京学芸大学教職大学院 教授)  表彰式では、防災教育チャレンジプラン審査委員会 渡邉 正樹委員長(東京学芸大学教職大学院 教授)より、「賞を受賞された団体の皆様、おめでとうございます。いずれの団体も、斬新なアイデアに溢れ、意欲の感じられる大変素晴らしい内容でした。今後も継続的に防災教育に取り組んでいただき、ぜひ、それぞれの活動、防災教育への思いを全国に広めていただきたいと思います。また、惜しくも受賞を逃した団体の皆様におかれましても、効果的な取組みを多く実践しており、将来性を感じるものが多くございました。
 引き続き、他団体の事例や新たなアイデアを取り入れていただき、より充実した防災教育に取組んでいただくことを期待します。」とご挨拶をいただき、受賞した団体へのコメントを述べていただきました。

 ※受賞団体一覧はこちらへ
下記(YouTube)にて、発表当日の模様を映像をご覧いただけます。
https://youtu.be/I-TXuhS-xzI

■2022年度 実践団体発表

 2022年度実践団体に選ばれた学校、地域組織・団体など12団体が作成した取組プランの発表動画をもとに、参加者で意見交換会が行われました。
 ❊採択された団体一覧はこちらへ
下記(YouTube)にて、2022年度実践団体の発表を映像でご覧いただけます。
2022年度防災教育チャレンジプラン/プラン概要発表 - YouTube
 最後に、林 春男委員長より閉会の挨拶として、「2021年度実践していただきました12団体の皆様1年間本当にご苦労様でした。
 2022年度実践団体の皆さまは本日がキックオフです。ブレイクアウトルームで先輩方、あるいは今年一緒にチャレンジをしていただく皆さんとの交流が始まったと思いますので、是非これからも活発な交流を続けていただければというふうに思います。
 この2年間はコロナの影響があって中々思い通りにいかなかった2年間で、チャレンジでもいろいろなご苦労様があったかと思います。ですが、今日の皆さんの発表を聞いているとそれすら味方につけてと言ったら変ですが、いろいろな工夫をしていただき、その中でも大きな成果をあげていただいたことを大変うれしく思っております。
 ある意味ニューノーマルという言葉がありますけれども、このコロナが経験させてくれた2年の経験というのはICTの利活用の拡大も含めてこれからの防災教育の在り方にもいろいろと大きな影響を与えるものだというふうに思います。そういう意味では2021年団体の皆さんにはぜひ今後も今までのような活動を継続いただきたいと思いますし、2022年度団体の皆さんはこれから1年に渡っていろいろな工夫をして良い実践をしていただければとお願いをして最後の言葉にしたいと思います。」とお話しいただきました。

 2021年度の実践団体の皆さま、本年度の活動にご協力をいただきまして、本当にありがとうございました。サポーターとして今後も防災教育チャレンジプランにご協力をお願い申し上げます。また、2022年度の実践団体の皆さま、これから一年間、どうぞ宜しくお願いいたします。


【防災教育チャレンジプラン事務局】