2020年2月15日(土)、東京・文京区にある「東京大学 地震研究所」において「2019年度防災教育チャレンジプラン活動報告会」が開催されました。
当日は、2019年度に活動を行った実践団体15団体、2020年度に採択された実践団体13団体の発表が行われ、とても有意義な報告会となりました。下記に、活動報告会での様子をご報告いたします。
開会では、林 春男 実行委員長(国立研究開発法人防災科学技術研究所 理事長)より、
「本日の報告会には2つの目的があります。1つは2019年度団体の最終報告、もう1つは2020年度団体の自己紹介・ポスターセッションです。防災教育チャレンジプランに採択されると、ポスターセッション・中間報告会・最終報告会と報告の機会が3回あります。実践団体は、他団体のプランを見聞きして、いいものを見つけたら、自分のプランにこだわらずいいものを取り込んでいってほしい。そのためにもこの交流の機会を活かして、団体相互や実行委員・審査委員との交流を図ってほしい。」とご挨拶をいただきました。
村手 聡様(内閣府大臣官房審議官(防災担当))より、
「防災教育チャレンジプランは、平成16年新潟県中越地震が起きたときに始まりました。
今回で15回目となる防災教育チャレンジプランは、公の力だけでなく防災に関する地域力や自助・共助を推進するため、専門の方と内閣府を始め関係機関との連携のもと、300事例を支援してきました。
多種多様な災害リスクにさらされている日本ですが、昨年の台風19号の際には、地域力が高いところは被害が少なく復興も早いことを現場で見てきました。地域力を強化していくことが防災力の向上につながることを改めて感じました。防災教育チャレンジプランは、密接に伴走して支援するのが大きな特徴で、これにより地域の防災力がアップすること、いい取り組みを全国に広めていくことを期待しています。」とご挨拶をいただきました。