・「オープンストリートマップ(OSM)」を水害メモリアル地図づくりに初めて活用した。このフォーマットは、今後の情報追加・更新に継続して使うことができるため、Web空間上のメモリアル充実化を呼びかけられる、継続的な記憶継承活動のよりどころを得ることができた。 ・OSM上のポイント掲載箇所を写真で記録する機会としてイベントを企画し、コロナ禍にあって参加者を集め「水害の痕跡を街中に探す」ウォークの試みを実施できたことは成果だった。 ・単に街中の水害痕跡探しだけでなく、参加者の楽しみとして地元の寺での歴史講和をセットにしたことでイベントそのものが好評だった(水害の事実そのものに関心が薄れつつある中で、現在の市民の感覚からみた“愉しみ”の部分と水害記憶継承をセットにすることで記憶継承を図るあり方を確立できた)。
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