【実践内容の紹介】
活動開始から4年目になる本年度は、地域の信頼できる技術者のネットワークづくりを目指した公開実験や耐震診断ボランティア活動、及び協力の輪を拡げる大学・公民館等と連携した研究発表を重視して展開した。
また、これまでの成果を生かし平成15年度から実施しているネパールでの世界文化遺産調査活動に耐震性の観点から建造物の実態調査(写真記録等)を加えて行い、海外においても市民の防災意識向上を働きかけることを目指した。
〈1学期〉‥基礎理論の学習と情報発信の練習
・振動モデルを用いた基礎理論の学習、診断ソフトの習熟
・研究施設等(日大理工学部大型実験施設)見学
・地域の大工さん対象各種耐力壁の公開実験
・第4回耐震補強フォーラム(東京)
〈夏休み〉‥ネットワーク参加の呼びかけ&腕試しと実践
・専門高校の研究団体(東日本建築教育研究会静岡大会)で「耐震診断」を通した地域貢献活動と学習法を提唱
・専門職員対象の耐震学習法の研修会(都立田無工高・都立葛西工高+千葉県工業教育研究会所属校)
・市民公開講座と実地調査で地域貢献
〈2学期〉‥防災意識啓発のための実大実験と講演会
・木造アパート実大実験(鎌ヶ谷市)
・アジア子ども防災フォーラム和歌山
・文科省地震防災セミナー(松戸市)
・公民館+千葉工大連携市民防災講演会(船橋市)
・市川市共催「耐震診断助成制度普及促進講演会」(市川市)
・市川工高&日大連携ミニシンポジウム
・日本ネパール国交樹立50周年記念エキシビション(東京)
・第4次ネパール国技術ボランティア隊カトマンズ耐震性の実態調査(カトマンズ)及び現地建築系大学生と危機遺産に関する意見交換会
〈3学期〉‥成果の報告と継承・協力の輪の拡大
・すみだ耐震補強フォーラム2007(東京)
・2006チャレンジプラン発表(東京)
・「町内まるごと耐震診断」2年生及び卒業生と合同で実施(船橋市)
・市川市ユネスコ協会「世界遺産ネパールの現状と課題」 |