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ホーム > 2006年度実践団体の報告「国立大学法人広島大学附属東雲中学校理科教室 『身近な土砂災害を学ぼう! リアリティをめざした土砂災害の防災教育プログラム開発とその実践』」

2006年度実践団体の報告

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国立大学法人広島大学附属東雲中学校理科教室  実践団体の紹介・連絡先
1年間の実践の流れ | 最終報告会資料(PDF) | 最終報告書(PDF)

プラン名 『身近な土砂災害を学ぼう! リアリティをめざした土砂災害の防災教育プログラム開発とその実践』
対象・参加人数 広島大学附属東雲中学校第2学年生徒80名
実施期間 2006年 12月 〜 2007年 1月
目 的 中学校理科学習において,地域の地形を立体的に把握する教材づくりとその活用,被災地の現地学習や専門家による指導,モデル実験の実施など,生徒にとって身近でイメージしやすいリアルな学習を通して,土砂災害に対する防災リテラシーを育成すること,及び,地域の過去の土砂災害を基軸とした授業プログラムの開発を目的とする。
内 容

【実践内容の紹介】
広島大学大学院理学研究科・教育学研究科と連携し、下記の授業プログラムを構築し授業実践を行う。
1 広島県西部で過去発生した土砂災害を学習する
2 土砂災害マップを用いて,身近な地域の危険箇所を把握する
3 地形と土砂災害との関係について,立体的に把握する
4 気象と土砂災害との関連について考察する
5 被災地での学習を行い,土砂災害を多面的・多角的に考察する
6 防災担当者の指導により,土砂災害に対する認識を深める
7 地域の自然を防災の視点で指摘する力を向上する

成 果

・ 土砂災害を基軸とした授業プログラムについて,効果が認められたこと
・ 土砂災害の現地学習により,生徒が土砂災害のエネルギーを直接的に認識できたこと
・ 立体地形をイメージさせる教材として,立体土砂災害マップやGoogle Earthの活用に成果が得られたこと
・ 土砂災害や風化に関するモデル実験について,生徒が災害をイメージする上で有効であったこと
・ 土砂災害レポートや防災パンフレットの作成による学習内容の発表・発信により,土砂災害に関する防災情報を広めることができたこと
・ 災害の現状を伝える防災担当者からの講話を聞くことで,学習がよりリアリティを増したこと