東日本大震災について調べ学習を行い,改めて防災の大切さと命の尊さ・大切さについて深く考え,それを他に発信していきます。調べ学習や意見交流を通し,生徒自身が震災の記憶を語り継ぐ担い手となることで,地域防災を支えていく自覚を高めます。また,地域や小学校と連携した取組を展開することで,地域全体の防災への意識を醸成していきたいと考えています。
桃生中学校は,宮城県石巻市の北西部に位置し,北上川と旧北上川に周りを囲まれ,緑豊かな自然の中に立地しています。開校から53年目を迎えた町域にある唯一の中学校で,地域の期待も厚く,脈々と地域の伝統文化を継承している伝統ある学校です。すずめ踊りの源流とも言われている伝統芸能「はねこ踊り」が特に有名で,地域と連携した取組により全校生徒が踊りを心得ており,行事で披露することが地域の風物詩となっています。石巻市民として東日本大震災の記憶を語り継ぎ,命の大切さを発信できるよう学習に取り組んでいきます。