2011年の東日本大震災発災時に、下校後で学校管理下外にいた釜石小学校の子ども達は一人一人の判断で全員が大津波から自分の命を守りぬきました。
震災から10年が経過し、風化が進む中、改めて震災伝承と学校教育の大切さを感じています。
本プランでは、大人になったあの時の子ども達の証言や提言、原点である釜石小学校の防災教育の考え方を本としてまとめ、「たね」として、全国、未来へ飛ばし、新たな防災意識の向上を目指します。
『2011team釜石小ぼうさい』は、東日本大震災前の釜石小学校防災教育に取り組んだ教員有志と、今は大人になっている大津波を生きぬいた子ども有志で活動をしています。2020年度からは北九州市防災・減災教育推進シンポジウムにシンポジストとして参加し、防災の取組を伝えてきました。
2022年度は、これまでのことを本『このたねとばそ』としてまとめ、震災及び防災教育の伝承発信をします。また、当時の小学生(現在大人)と現在の小学生との活動や、学校との連携を通し、地域の防災文化の礎となることを目指し、取り組んでまいります。