静岡県は、大きな地震が発生すると言われており、また学校近隣では水災害や土砂災害が起こっている。そんな中、高校生が地域にできることを主体的に行うことで、地域に貢献することを目的とする。
実際に防災・減災活動をするために、専門的な知識を大学教授や行政職員、専門家より学び、いざという時に行動できる人材育成を目指す。同時に、高校生が地域住民やこども園、外国人、障がい者施設の方々と交流を深めることで、地域コミュニティの輪を広げることも狙いとしている。
静岡県駿河湾に面した駿河区唯一の公立高校で、2013年に静岡県立静岡南高等学校と静岡市立商業高等学校が合併し、総合学科高校として現在の静岡県立駿河総合高等学校となる。校内には静岡県立静岡北特別支援学校南の丘分校があり、共生教育を行っている。人文社会、自然科学、ビジネス総合、デザイン、生活文化、ものづくり総合の6系列があり、多種多様な学びができる。総合的な探究の時間では、探究サイクルを自らまわし、「これからの社会で必要となる力」を3年間通じて身につけるカリキュラム構成としている。