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ホーム > 2018年度実践団体の報告「ライフデザインイノベーション研究会」

2018年度実践団体の報告

防災教育の素材で探す  イベントとして実施したい  総合学習や選択授業で実践したい

ライフデザインイノベーション研究会  実践団体の紹介・連絡先
最終報告会資料(PDF) | 最終報告書(PDF)

プラン名 多様な人々のニーズに配慮できる減災教育プランと教材開発
プランの対象 高校生
目 的

1.家庭科の授業を通して高校生の共生・人の多様性理解、ユニバーサルデザイン視点を育み、社会の中の多様な人々のニーズを想像できる市民を育てる。

2.家庭生活および社会生活を営む立場から、当事者意識をもって自然災害について考えることができる人を育てる。

3.災害対策を被災者視点(防災)と被災者支援視点(減災)の両方から捉え、主体的に行動できる人を育てる。

内 容

● ユニバーサルデザイン(以下、UD)学習と減災学習のセットプランである。

● 避難所における二次災害(災害関連死:以下関連死とする)に注目させることで、生徒が家庭や学校に留まらず、地域の人々の生活や社会環境へも目が向けられるようにする。

● UD学習により「共生・人の多様性」への理解を深めた生徒が、UD視点を活かして避難所をデザインする。

成 果

協働(グループ活動)と対話(発表)を中心とした活動から、一定の成果が示唆された。

1.減災授業1時間目「防災・減災について考えよう」の授業の感想から

●約7割の生徒が、自然災害や避難所、関連死について理解できたことが明らかになった。

●災害を身近に感じた生徒、備蓄などの対策をする必要性を理解した生徒、支援について主体的に考えられた生徒が、それぞれ2割いることが確認できた。

2.減災授業2時間目「避難所をデザインしてみよう」の授業の感想から

●避難所生活の実態にふれた生徒、避難所デザインに難しさを感じながらもより多くの人が安心・安全に過ごせるよう真剣に取り組んだことが窺える生徒が、それぞれ約半数いることがわかった。

●2割以上の生徒に、視野の広がり・共生意識の高まりがみられた。

●他のグループの発表を受けて、約6割の生徒が他班の多様な人に配慮する具体的なアイデアに関する記述をし、4割以上の生徒がクラスメートの発想のすごさを称える記述をした。移動・アクセスのしやすさ、情報共有の手段などのアイデアにふれた生徒は計6割以上いることがわかった。

製作物

03_ライフデザインイノベーション研究会.pdf