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ホーム > 2017年度実践団体の報告「四国遍路の心でつなぐ防災教育研究会」

2017年度実践団体の報告

防災教育の素材で探す  イベントとして実施したい  総合学習や選択授業で実践したい

四国遍路の心でつなぐ防災教育研究会  実践団体の紹介・連絡先
最終報告会資料(PDF) | 最終報告書(PDF)

プラン名 みんな集まれこの指とまれ 防災の輪っ !!
プランの対象 全ての人々
目 的

全国各地に先んじて高齢化が急速に進む四国。GDPは我が国全体のわずか3%に過ぎない。軟弱な経済地盤からインフラ整備は常に遅れがちであり、新幹線の走らない唯一の島国である。

例えば東南海トラフ地震が発生したとすれば、太平洋ベルト地帯の大都市が甚大な被害を受ける。そうすると、四国地方のような地方への支援は必ず後回しになるだろうという危機感がある。

以前、香川県立盲学校が「災害弱者と言わせない! 香川県立盲学校のチャレンジ」として取り組んだ「災害弱者」のための防災教育の成果は、「歳とれば だれでもみんな 障害者」というこれからの我が国が向かおうとしている超高齢化社会の防災教育に、必ずや応用が可能であると考えている。

ベースは、四国の山野を巡る四国遍路を「お接待」でもてなし、命をつないだ精神文化である。

内 容

民間ベースのコンソーシアムである。大学や行政、青年会議所や自治会、研究者や企業が有機的に関連しあって、次の6つの目標を達成しようとしている。すべてが安全な暮らしに関係している。

①急増するインバウンドのゲストのための安心・安全な旅の提供

②急増するマンション防災

③アウトドアブームを受けて キャンピングカーをシェルターに

④女性目線での遍路小屋

⑤みんなで楽しめる防災イベントの開催 ?高齢者に向けた防災教育の在り方を考える

成 果

①来日する外国人旅行客や、国内で働く多くの外国人に向けた我が国の防災教育の成果が提供される。

②高層化するマンション自治会に呼びかけ、マンションの「ミニ防災拠点化」が図られる。

各戸には10日分の衣食住の備えを呼びかけ、初動の避難所への負担軽減が期待されている。

高齢化した住民は、無理をして避難所に行くべきなのか。「避難しない避難」の選択肢の検討に。

③普段使いの軽乗用車が、災害時の早期避難や避難シェルターとして活用され、関連死減少に期待。

④女性目線の宿。普段はお遍路さんの宿として提供、災害時には避難シェルターとして活用できる。

スペインの遍路宿「アルベルゲ」を参考にし、空き家対策にも効果が期待される。

⑤ゲーム性や遊び心のあるイベントで、防災を身近に感じてもらう。

⑥人口の4割を高齢者が占めようとしている四国。みんなで共生できる社会を構築しようとしている。

製作物

16_四国遍路の心でつなぐ防災教育研究会_レポート.pdf