東日本大震災の被災高齢者が自らの被災体験を防災教育として語り伝えることで、自らは好齢者となり参加者は防災への備えを強く意識するようになることが目的です。
被災地体験ツアーや防災教育の場として1人500円の体験料を頂き、語り部や昼食交流会などに参加した高齢者には時給400円の小遣いを支払うことで持続可能な活動にしていることが大きなポイントと捉えています。
・クロスロードゲームの手法で長洞集落の被災後の自治会の取り組みを紹介するプログラムの作成
・復興紙芝居「一緒にがんばっぺし」による小学校低学年向け教育プログラムの作成
・滞在型被災地体験ツアーや民泊修学旅行に防災教育を組み入れる「楽しい防災教育」の実践
閉じこもりがちな被災高齢者の活躍の場ができ、高齢者が好齢者となって活躍している。人口減少の中、長洞集落は人口が増えている。防災教育にどのように取り組んだらいいか悩んでいる学校や教員に「コミュニティ防災」として受け入れられ、何度も訪問してくれる学校や大学関係者も多い。JICAのコミュニティ防災研修や海外からの参加者も増える中で、被災高齢者が積極的に受け入れ交流している様子は微笑ましいくらいだ。防災教育を軸に活き活きした地域づくりが出来ている。