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ホーム > 2013年度実践団体の報告(一般枠)「高知県立室戸高等学校」

2013年度実践団体(一般枠)の報告

防災教育の素材で探す  イベントとして実施したい  総合学習や選択授業で実践したい

高知県立室戸高等学校  実践団体の紹介・連絡先
発表資料(PDF) | 最終報告書(PDF)

プラン名 「ジオ学で防災教育を」
プランの対象 生徒、地域住民
目 的  ジオパークという地震発生のメカニズムを実感できる、自然に恵まれた土地で生徒の成長を計った。
 学校や地域が用意したものではなく、生徒が主体的に活動するということが第一の目的である。自らが動いて活動し、地域住民とのコミュニケーションの中で、既存のハザードマップをより有効に利用できるように、住民一人一人に合わせた避難経路や減災のための計画作りを行い「避難カルテ」作成を目指す。
内 容

 高知県立室戸高校では、室戸ジオパークや地域住民と連携し、選択科目として「ジオパーク学」を開講している。この学習は地域の地質遺産や文化遺産、そして観光や減災への活用を目的としている。また、そのジオパーク学に加え、地域安全協力隊など対外的に活動の範囲を広げる室戸高校生徒会が本プランの活動の軸となる。年度当初、「室戸」という土地理解の為にジオパークについての全校講演、室戸ジオパーク推進協議会主催のサマースクールに参加する。また、炊き出し訓練、避難訓練、ボランティアセンター立ち上げ訓練などを行い、年度末に地域住民に聞き取り調査、避難カルテ作成を行う。

成 果

 防災教育チャレンジプランに採択されたことで、これまでより強く、地域の防災、減災を高校生が積極的に考えることができるようになった。教員が関われば聞き取り調査など簡単にできるのかもしれないし、各役所や地域の代表機関に問い合わせることもできる。しかし、それでは人材育成はできない。時間は大変かかったが、自分たちで「避難カルテ」作成の対象の方々を見つけ、実際に行動できた。その成果として、それぞれの方の気持ちに沿った「避難カルテ」の作成ができた。逃げることに消極的だったお年寄りに、高校生と関われたことで元気になって、逃げてみようと思うという感想をいただけた。高校生が主体的に活動できたためにできた成果であると考えられる。経験を深め地域の防災リーダーとして成長していくことができ始めたのではないだろうか。

製作物

高知県立室戸高等学校.pdf