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ホーム > 2012年度実践団体の報告(一般枠)「横浜市立北綱島小学校」

2012年度実践団体(一般枠)の報告

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横浜市立北綱島小学校  実践団体の紹介・連絡先
発表資料(PDF) | 最終報告書(PDF)

プラン名 学校、地域、保護者が地域の災害想定を共有して取組む防災教育の推進
プランの対象 児童・職員、保護者・地域
目 的  木造家屋密集地帯にある本校は、学校にいる時間帯でも、8割を占める帰宅後の時間帯でも、子どもが震災から自らの知識と判断で身を守ることのできる力を育成するため、次の課題に取り組んだ。
(1)最悪の想定(本校の場合は火災延焼)と行動の基準を、学校、家庭、地域で共有。
(2)総合的な学習の時間等を活用した児童の防災リテラシーの向上。
(3)子どもを守り抜く学校組織と、火災延焼への防災対策など、実戦的な訓練による研究。
(4)家庭の防災リテラシーを高め、親子で身の守り方を考え、実践できる力を育てる。
(5)学校、家庭、地域の連携組織を構築し、地域防災訓練を児童、保護者参加のもと充実させる。
内 容

(1)6年総合的な学習の時間では、地震学者を講師に招き、DIGを経験することから始めた。
(2)保護者防災教室を実施し、建築士による「耐震補強」「家具固定」の講演を開催。
(3)防災用具も学校独自で充実させ、初期対応ができる体制を整えた。
(4)首都直下型地震が発生した場合の児童宿泊を想定した「宿泊防災訓練」を実施した。
(5)地域防災拠点訓練に連動して、「家庭防災会議」「家庭防災マニュアル」「家庭内避難訓練」防災授業参観」を実施し、初期消火救出訓練を300人の保護者が見学した。

成 果

(1)学校の災害対応力の向上
児童在校中、震度7の首都直下型地震で、最悪の事態(火災延焼・火災旋風)を想定し、児童の安全確保と同時に、「近隣火災監視、近隣初期消火、第二次避難路確保」の三体制を確立する職員組織、マニュアル作りができた。児童は災害と闘う職員の後ろ姿を見て育つ。
(2)家庭ぐるみの防災教育の実現 「保護者防災教室」「地区班防災懇談会」「学校家庭防災マニュアル」「家庭防災会議」「(各)家庭防災マニュアル」「家庭内避難訓練」を実現。さらに、「防災授業参観」にて、保護者も家庭での防災を児童とともに考える機会も実現。
(3)「防災教育推進委員会」の創設、「地域防災拠点運営委員会への学校とPTAの参画」により、学校、家庭、地域で連携して取り組む防災教育、地域防災訓練を実現。さらに、大地震発生後は「家庭内避難」の後、「ゴミステーションに消火用具を持って集まる」という行動目標を共有。一部実現できた。
(4)防災教育的内容を教科に関連して織り込んだ「総合的な学習」の実践や、「防災授業参観」に職員が取り組むことにより、職員の防災教育力が向上。
(5)児童は、職員、保護者、地域が連携して、真剣に取り組む姿を見て、自らも家庭防災マニュアルを考えるなど、主体的に学び、育っている。

製作物

平成23年度学校運営協議会設置校防災教育実践研究報告.pdf
北綱だより.pdf