児童に「インクルーシブ防災」をテーマとした防災教育授業を徳島県阿南市の小学校で実施し、指導者向けのカリキュラム・教材・学習指導案を作成する。
地域の「インクルーシブ防災力」の向上を目指し、防災教育授業を通じて、保護者や地域住民へ波及させる手法を実践する。
福祉施設や支援学校などの地域団体や地域住民と連携して、「インクルーシブ防災」について考えるイベントとワークショップを実施し、地域内で「インクルーシブ防災」を実践するプラットフォームを立ち上げる。
龍谷大学政策学部石原凌河研究室では、2016年研究室発足当初から徳島県阿南市の小学生を対象に、延べ30校で防災教育出前授業を継続的に実施している。学校の先生や防災に詳しい地域の方々との対話を通じて作り上げたオーダーメイド型の防災教育を展開している。児童にとって真に有用な防災教育を提供するとともに、学校防災教育を基点に家族や地域への波及を目指した学校防災教育を実現することで、地域全体の防災力向上を目指している。昨年度は、タイムカプセルを用いた家庭や地域への波及を目指した学校防災教育モデルの提案とその実践を行った。