糸魚川市にある新潟焼山は、2016年に小規模な噴火が発生した気象庁の常時観測火山です。学校や地域では、防災教育と避難訓練の一層の必要性が指摘されています。
そこで、本プランでは、ジオパークが得意とするボトムアップ活動として、児童生徒や地域住民が焼山について楽しみながら知る機会を設け、ハザードマップを利用した集落ごとのきめ細かいワークショップを開催し、地域一体となって防災減災に繋げていきます。
新潟県糸魚川市は、フォッサマグナや国石ヒスイなど自然環境に恵まれ、2009 年に日本で初めて世界ジオパークの一つに認定されました。当団体は、自然・文化資源を「調べる・守る・伝える」ことを目的としたジオパーク活動に取り組む団体です。出版物や看板の作成、糸魚川市を知って楽しむ講座の実施、海外を含めた他のジオパークとの交流など、地域と一体となったボトムアップの活動に取り組んできました。本プランでは、国内ジオパークの先進地として、ジオパーク活動を核とした地域連携型の防災活動にチャレンジしていきたいと考えています。