2015年9月豪雨による水害被害の記憶を風化させない被災地域の取組として、①水害体験の掘り起し ②語り部の発掘・育成 ③街の各所における洪水高の記録表示(洪水水位高ステッカー表示) を一体のプロセスとした「ステッカーツアーコ ス造成」を行う。市内外在住の一般や市内高校生が、市内洪水被災地域を取材し、 “語り部”を掘り起こすとともに、当該地域の洪水時水位をマップ化、その後、ウォークツアーを実施運営する。
平成27年9月水害後に当地NPOが主催した、復興を考えるワークショップにてスタディツアー構想が市民から出され、その自主運営団体として「見てみようよ!常総市の会」が立ち上がる。これまで洪水水位ステッカーを貼る活動のほか中越震災メモリアル回廊現地見学等も実施。市街地における洪水水位表示には、「地価が下がる」という懸念から非協力的な方も一部いらっしゃるが、地域の歴史を学びつつ将来の防災減災を考えるという我々の基本姿勢は少しずつ理解を得られ始めてきている。