幼児教育時に園の教育に沿った防災教育(園の安全教育とは別の視点で)との出会いがあることで、子どもたちの防災教育の熟成はもちろん、町内全園・全小学校での実施ということの結びつきが「小1の壁」といような環境の変化による心の葛藤を生みにくくしていると、関係した先生方の声から、子どもたち、また先生方の意識の変化として成果を感じた。 またプロトタイプとして作成している物語を通して、災害への理解は勿論、防災・減災は怖いという恐怖観念からの教育という切り口ではなく、防災教育がもっと体感的に、環境的に、子どもたちにもいのちを守るための学問(体験)であるということへの認識・理解が深まったと感じる。知らないから怖いのであり、いつもの体験(教育課程に沿った防災教育)を行うことで、スムーズに興味を発掘し、楽しい体験からその後の学びを自走して深められるという心の教育に寄与していると感じている。
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