東日本大震災発災時に、下校後で学校管理下外にいた釜石小学校の子どもたちは一人一人の判断で全員が大津波から自分の命を守り抜いた。震災から11年が経過し、記憶、伝承の風化は進んでいる。 そこで、本プランでは、当時の学校、教職員、子どもたちの状況や手記、原点である釜石小学校の防災教育等を記した本『このたねとばそ』を発刊した。特に、当時釜石市の防災教育をご指導くださった片田敏孝氏(現東京大学大学院特任教授)にご執筆いただき、貴重な一冊となった。 また、災害伝承や防災意識の向上を目指し、大津波を生き抜いた子どもたち(現在大人)が講師となり、現在の小学生に「東日本大震災伝承フィールドワークとパネルディスカッション」を行った。 |