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ホーム > 2022年度実践団体の報告「愛知県刈谷市井ケ谷町内会体育部」

2022年度実践団体の報告

防災教育の素材で探す  イベントとして実施したい  総合学習や選択授業で実践したい

愛知県刈谷市井ケ谷町内会体育部  実践団体の紹介・連絡先
最終報告会資料(PDF) | 最終報告書(PDF)

プラン名 教員養成大学の学生を育てる防災教育年間プログラムの開発
―町内防災運動会をとおした「地域発」の学び―
プランの対象 大学生、児童生徒、地域住民
目 的

教員養成大学の学生が、防災運動会や新春ウォーキングをはじめとする、年間をとおした町内会の行事に参加することをとおして、井ケ谷町内の人・場所・出来事にふれながら防災教育の指導者になるための経験や資質の基礎を獲得する。防災運動会の競技の開発・運営・参加を通して、町内会や地域住民とともに、コミュニティの防災について考え、行動できる人材になることを支援するプラン。

概 要

・年間を通して、井ケ谷地域を知り体験することをねらいとした様々な活動に参加する。町内会の子ども会と連携した行事などで、教員養成大学の特色を活かしながら地域とつながる機会をもつ。

・プランの中心となる実践は、体育部が計画する「町内防災運動会」と「新春ウォーキング」で、どちらも歴史ある町内会行事である。チャレンジプラン採択を機に、防災に重点を置いた行事として、コロナ禍を含む3年(2020年度―2022年度)をかけリニューアルした。

・これらの活動をとおした大学‐地域の連携が、地域活動の単位化として、2022年度より大学のカリキュラムに正式に位置づけられた。

成 果

・歴史ある町内会行事である運動会の第40回記念大会と新春ウォーキングについて、町内の大学(災害時避難所)開催の実績ができたこと。参加した町民にとっては、避難場所やキャンパス内の防災設備を確認しながら防災意識を高める、貴重な機会となった。

・コロナ禍においても焦らず実践を進めてきたことで、3年ぶりの開催となった町内運動会は、前回実施2019年を上回る300人の参加となった。町内運動会の実施をとおして、コロナ禍でどう地域の行事を継承していくかを町内をあげて考え、実践する機会を得た。

・大学生の協力のもと、運動会の動画配信やドローンを用いた撮影、ウェブと連携した防災マップの作成など、町内会の活動においてICTの活用が進んだ。

・地域活動の授業単位化の基盤となった大学と町内との連携を構築することができた。

製作物