・防災学習会の前後で実施したアンケート調査からは、男女共に「被災状況に対する想像力(災害が起きたらどんなことが起きるか、何が必要か、何をするかを想像する力)」、「災害に対する危機感(災害をどのくらい深刻に捉えているか、現状ではまずいと思っているか)」、「他者志向(社会や人のために何かをしようと思う心)」という三つの項目で、事後の得点が伸びかつ平均を上回るという結果が得られたことから、この学習形態が及ぼす肯定的な影響の範囲を推察することができた。 ・防災学習後には、「家族と災害時のことについて話し合いを持った」、「非常持ち出し袋の内容を見直した」、「家庭の防災用品を補充した」という“我が事化”を行った生徒が見られた。 ・三菱地所レジデンス(株)では、「防災を“やる人”と“やらない人”が二極化する現状」、「災害時、中高生に活躍してほしいがマンション防災ではそことの接点が無い」という課題を抱えており、本校との協働の機会は、その解決の糸口が得られる場となっているようだ。 |