1.メインプランである「中学生が主導する住民参加型の地域防災訓練」を毎年行い、地域防災力と防災意識を年々高め、防災・減災の知識やスキルと防災対応能力を育み、自助と共助の術を習得できる。そして、将来の地域防災を担う人材が育成され、毎年卒業生として増員されることにより、確実に地域防災力を向上させ、安全・安心な地域づくりに資することができる。 2.学校・中学生が地域を巻き込む防災教育を実践展開し、学校と地域の共通目標である地域防災力の向上と安全・安心な地域づくりに波及・寄与できる。さらに、これらの共通目標の達成度を高めるため、両者による連合体を組織することにより、連携・協働を推進できる。 3.「津波被災農家に弟子入り体験」等の本プランの実践により、中学生は大震災がもたらした現実を知り教訓を学び継承できる。そして、主体的に復興支援に取り組むことで、持続可能な社会づくりを担う人材を育むことができる。 4.防災教育を通じて学校と地域が協働し、教員・生徒と住民の関わりと繋がりを深め、両者の絆づくりを推進し、希薄な人間関係等の今日的な地域が抱える課題の解決を図る可能性が高められる。 5.本プランによる防災教育を通じて、生徒は支えられる人から支える人、支え合う人へ心と姿勢を変容させ、共助の心を通い合わせる豊かな人間性を育むことができる。 6.本プランの実践とその成果は、生徒や教員が積極的に外部発信し、防災教育に関する専門的有識者から第三者評価を受け、実践プランの確かな改善と進化を図り、防災教育の拡充・発展を推進できる。さらに、外部発信に努めることで、防災教育の重要性と必要性を伝えて実践校の拡充を図る。 |