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ホーム > 2013年度実践団体の報告(一般枠)「千葉県立千葉聾学校」

2013年度実践団体(一般枠)の報告

防災教育の素材で探す  イベントとして実施したい  総合学習や選択授業で実践したい

千葉県立千葉聾学校  実践団体の紹介・連絡先
発表資料(PDF) | 最終報告書(PDF)

プラン名 伝える・伝わる・伝え合う防災教育 〜コミュニケーション力の向上による減災への取り組み〜
プランの対象 幼児、児童、生徒、地域住民
目 的 1.自助の観点から言語力の活用を中核とした授業の実践を通して伝わる経験をする。
2.地震を想定した校外での防災訓練を行い、伝える意識を高める。
3.合同総合防災訓練の展開により、地域と一体になり、共助の観点から伝え合う防災意識を高める。
内 容

・千葉市緑区との共催による「子ども防災体験」の開催。
近隣の平山小学校児童、鎌取自治会の方々を対象とした「子ども防災体験」の実施により、災害時の共助の観点から、「伝え合う防災意識」の向上と地域防災の活動を展開した。
・淑徳大学・千葉緑消防署の協力のもと、防災訓練を学期に1回実施。
淑徳大学学生消防隊の協力のもと、放水体験や消防車の見学、起震車体験等、地震や火災を想定した防災訓練を行い、「伝える」意識を高める活動を展開した。
・小学部6年生と保護者が「防災安全マップ」の作成にチャレンジ。
防災や安全の観点から、自宅を中心とした防災安全マップを作成し、日頃から歩いている場所について、危険な箇所や震災時の避難場所などの確認を行った。
・テーマパークの災害時における聴覚障害者の避難誘導方法や避難所などの聞き取り調査を実施。
中学部の修学旅行において生徒たちが調査を行い文化祭で発表し、情報発信の活動を展開した。
・本校児童・生徒および保護者、近隣住民を対象に「防災講演会」を開催。
「聞こえる世界と聞こえない世界をつなぐ」と題した聴覚障害者の立場からの講演を通して、ユニバーサルデザインと防災について考える機会となった。

成 果

 防災安全マップの作成およびテーマパークにおける避難経路や誘導についての成果物ができた。また、「子ども防災体験」は、地域の防災コミュニティへの参加による障害の理解と共助の意識の共有ができた。あわせて、万が一、災害が再び起こったとしても、被害を最小限に抑えるため、大学や地元自治会の一緒に防災・減災教育を進める必要を本校職員だけでなく地元自治会の方々も感じていただけた。今後は、この成果物や活動実績を活用して各教科の言語力の向上とコミュニケーション力の向上のために活用する。

製作物