①中学生が主導する地域防災訓練：中学生が地域防災訓練を地域組織の支援を受けて実施する。
②津波被災農家に弟子入り体験：津波被災農家の講話を聴き、農作業を支援して交流を図る。
③校内・炊き出し調理コンテスト：班単位でメニューを考え炊き出しに関する知識とスキルを学ぶ。
④仙台復興シンボルイベントの支援：仙台七夕等で、生徒がゴミ回収や清掃の奉仕活動を行う。
⑤防災教育の学習成果発表会：３年生が10テーマで調べた学習成果を、住民等に公表。

①中学生が主導する訓練により地域防災を担う人材が育成され、地域に根付く防災・減災が確立。
②町内会等の地域組織による学校支援は、防災教育を切り口として地域を巻き込む教育実践となり、学校・地域・家庭が連携した取組に進化し、着実な地域防災力の向上につながる。
③中学生が主導し、学校支援組織が関わる地域防災訓練は、継続して実践され続ける可能性が高い。
④本プランは多様な地域特性に応じ、活かせる防災教育実践として汎用性と発展性がある。
⑤津波被災農家の体験等では、復興に自分の力を活かしたい、役立ちたい、何ができるか考えたいと生徒が思いを抱き、助け合い・支え合いの大切さ、苦難を乗り越える努力の必要性など、体験から奉仕の心とその意欲、さらには生き方をも学び取っている。また、同じ市内でも被害が違い、仮設住まい等の現況を知り、被災者の心情を理解し、教訓の風化を防ぎ、継承する責務を痛感した。