これまで単発で「災害時に外国人を助けるためのマニュアル」のワークショップや「やさしい日本語」のワークショップなどは行なってきたが、組織的に年間を通じて活動することによって、防災教育の重要性と必要性が京都のボランティア日本語教室に理解、浸透できたことの意義は大きい。準備活動にはたくさんの方から自主的な協力を得ることができたし、「防災教育」を単発の事業としてではなく、年間のスケジュールに取り込むところも出てきた。(財)京都府国際センターとの共催により、こうした動きは京都府の北は京丹後市から南は精華町までを巻き込み、国際交流活動の様々な団体に広がりつつある。
また、「やさしい日本語」ワークショップでは、地域住民や大学生など日本人にも災害時の外国人の状況や災害時の制度の必要性、日常からのコミュニケーションの重要性を伝えることができた。
さらにサバイバル・ウォークでは、災害における要介護者の一つとして外国人や観光客にも焦点を当ててもらうことができ、今後共通の問題解決に向けて、次の活動に繋がる種となっている。 |